 |
作業状況
通常運転中、定期検査に先立って実施していた燃料取替装置の点検時に燃料取替装置を移動していたところ、燃料プールの手摺りを取り外し忘れたため、燃料のつかみ部がプールの手摺りに接触し変形した。
問題点
- 作業前ミーティング時に手摺りの取付け・取外しに関する確認がなかった。
- 工事要領書に手摺りの確認手順が明記されていなかった。
- 作業者が装置移動の際に手摺りを含めた干渉物に関する周辺状況確認を怠っていた。
対策
- 安全確保のための留意事項について作業関係者に再教育を実施する。
- 工事要領書に燃料取替装置の運転開始または再開前に手摺りの取外し、取付けを含む周囲状況を確認する手順の追加、専任監視人の配置及び作業前のミーティングで安全上の留意事項について確認することを明記する。
- 燃料プールゲート手前で燃料取替装置が、一旦、自動停止するようにプログラムを変更し、手摺り等の干渉物の有無について確認出来るようにする。
|