平成17年2月3日(木)、四国電力(株)伊方発電所において、広報キャラバンを実施しました。
低線量放射線研究センターは、原子力発電所で働く人たちの放射線に対する正しい理解を促進するためキャラバン活動を実施してきましたが、今回の伊方発電所で営業運転中の原子力発電所立地地域での開催が一巡しました。
当日は約50名の方々を前に、まず「放射線の影響は量によって違うはず」と題して低線量放射線をめぐる状況などについて講演し、続いて最新の研究成果を交えて「低線量放射線の生物影響について」解説しました。
講演後の質疑応答では、「放射線が全くなくなってしまったら生物はどうなるのか?」など、活発な質問がよせられました。
最後に、「低線量放射線研究は、放射線に対する不安を除く上で有効だと思う。放射線に対する正しい認識が広まれば、地元の関心の高い放射性廃棄物についても正しい処置ができるようになり、原子力に対する理解もさらに深まるものと期待している。」との当センターの研究に期待する会場からの言葉で会を終了しました。
|