■広報キャラバン〜敦賀・美浜地区緊急被ばく医療連絡会〜

 平成15年1月21日、関西電力および日本原電の共同依頼により、「敦賀・美浜地区緊急被ばく医療連絡会*」の会員方々を対象とした広報キャラバンを実施しました。
 最初の会場である敦賀消防署では、敦賀・美方消防組合員の方々約70名に参加いただき、石田副所長から、「放射線の基礎知識(「放射線と放射能の違い」、「単位」、「自然放射線と人工放射線の影響は一緒」」などについて講演を行いました。

 続いて市立敦賀病院に場所を移し、酒井上席研究員が、医師、看護師および放射線技師の方々約40名を対象に、放射線の基礎と低線量放射線の影響について講演を行いました。
 市立敦賀病院の中川原院長からは、「医学に放射線は不可欠であり、放射線影響を正しく理解することの重要性の認識を新たにした」とのコメントを頂いたほか、出席した看護師の方から「レントゲン撮影を行う際、無意識のうちに撮影装置や患者さんから遠ざかってしまうことがある。このような振る舞いが、放射線に対する患者さんの不安を高めているかもしれない」などの貴重な現場の声を聞くことができ、非常に有意義な講演会となりました。


*同連絡会は、医療関係者、消防署員および事業者(関電、原電、サイクル機構)で構成された、全国的にも例のない若狭地区独自の組織です。

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