プレスリリース

常温付近の小さな温度変化で発電できる新たな電解液・デバイスを創出
~IoTセンサーの自立駆動用電源などに応用期待~

2025年5月16日
一般財団法人 電力中央研究所

 当研究所エネルギートランスフォーメーション研究本部の松井陽平主任研究員、前田有輝主任研究員は、セミクラスレートハイドレートの生成/分解反応を応用することで、常温付近の小さな温度変化を熱電変換に利用できる新たな電解液を創出し、それを用いて、繰り返し発電可能な熱電変換デバイスを試作、14~23℃という小さな時間的温度変化を利用した発電が可能であることを実証しました。
 本成果は、昼夜の温度変化といった身の回りのありふれた小さな温度差を利用可能な熱電変換技術の革新に寄与することが期待できます。

 本成果を取り纏めた論文が、2025年4月23日付けで、米国化学会誌「Journal of the American Chemical Society」に掲載されました。

詳細な情報は 添付資料 をご参照下さい。

以   上

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※本件は、以下の記者会で資料配布しています。
文部科学記者会、科学記者会、エネルギー記者会

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